【糖質制限基本の「き」・13】
糖質制限を始めたのは誰?
こんにちは。株式会社アスクレイ代表取締役 医学博士 松田 俊哉です。
世界で最初に糖質制限を実行した方をご存知ですか?
答えはアメリカのバーンスタイン博士です。
バーンスタイン博士は、12歳の時にⅠ型糖尿病にかかりましたが、当時の標準的な治療では状態が徐々に悪くなっていきました。糖尿病の合併症は悪化の一途を辿り、30代のころには、身体の内部の悪化がかなり進んでいました。
しかし、糖質を控えると血糖値が上昇しないことを自身で発見し、それ以降病状が改善していったそうです。
博士は糖質の制限が糖尿病を改善すると学会に報告しましたが、当時医師ではない博士の主張は全く相手にされませんでした。
そこで、博士は仕事を辞め、医師になることを決意します。
45歳で医学部に入学し、医師となってから糖質制限についての研究や指導を続けてこられました。
現在糖質制限は、制限の厳しさにより大きく分けられ、バーンスタイン先生が提唱する基準(バーンスタイン・ダイエット)と、アトキンス先生が提唱する基準(アトキンス・ダイエット)に分けられます。
次回のコラムでは、バーンスタイン・ダイエットとアトキンス・ダイエットについてお話します。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
糖質制限アプリは、皆様の糖質制限生活を応援しています。