糖質依存症とは

コラム

【糖質制限基本の「き」・21】

こんにちは。株式会社アスクレイ代表取締役 医学博士 松田 俊哉です。

糖質依存症ってなに?

糖質依存症という言葉を聞いたことがありますか?

糖質を摂らないと精神的に不安定になったり、イライラしたりする人がいますが、アメリカではこのような状態を糖質依存症という病気として認識されつつあります。
血糖値が急激に上昇すると、脳内ホルモンが分泌され幸福感が得られます。
逆に血糖値が下がると、眠気や不安があらわれます。
このような状態は、たばこやお酒の禁断症状と同じであると考えられているわけです。

糖質依存症になり甘い物を大量にとり続けると、体重が増加し、精神的に不安定になったり、不眠を誘発したりします。
また、肥満症、糖尿病、脂質異常症、高血圧を引き起こし、長期的には脳梗塞、心筋梗塞、がんの原因にもなります。

もし、糖質依存症の症状に思い当たるところがあれば、緩やかな糖質制限から始めて徐々に厳しくしていくのが良いです。
大きなストレスなく続けられ、数週間で糖質への欲求がなくなってきます。
ストレスなく続けられるということが、食事制限で一番大切なことです。

どうしても甘いものが食べたくなる時は・・

糖質制限をしていると、どうしても甘いものが食べたくなる時があると思います。
そんな時は人工甘味料を上手く利用してください。
ヨーグルトやクリームチーズに甘味料を加えて食べると、甘いものを食べた満足感が得られますよ。

おすすめのデザート

おすすめの糖質制限デザートは、「糖質0のコーヒーゼリー」です。

コーヒー・甘味料・ゼラチンをお湯で溶かし、冷蔵庫に入れて固まれば、糖質0のコーヒーゼリーの出来上がりです。
作り置きできるため、食べたい時に器に入れて、上から生クリームをかけて召し上がってください。
糖質制限アプリのメニューにも登録されています。

糖質制限コーヒーゼリー

【材料】
コーヒー 250g(ドリップでもインスタントでも可)
粉ゼラチン 5g
甘味料 1.5g
生クリーム 1.5小さじ

【作り方】
1.コーヒーを入れる
2.コーヒーに粉ゼラチンと砂糖小さじ1.5に相当する甘味料を入れて溶かし、容器にうつす
3.冷蔵庫で冷やして固め、お好みで上に生クリームをのせる

0キロカロリージュース

甘いものが食べたくて、ストレスがたまる時には、「0キロカロリー」のジュースやゼリーを摂るといいですよ。
ただ、「0キロカロリー」という表示は、100gあたりのカロリーが5kcal未満であれば表記できるので注意してください。
0キロカロリーの清涼飲料水を500ml摂ったら、25kcal弱の糖質を摂っている可能性があります。

それから、0キロカロリーのコーラを飲みすぎると、頻脈や不整脈を発症することがあるので注意してくださいね。
コーラにはカフェインが含まれているため、飲みすぎるとカフェイン中毒になってしまいます。
コーヒーや紅茶に比べると100mlあたりのカフェインの含有量は少ないのですが、飲む量が多いためカフェインを多くとってしまう傾向があります。
飲みすぎないように注意しましょう。

次回のコラムでは、食事の順番についてお話します。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
糖質制限アプリは、皆様の糖質制限生活を応援しています。

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