【糖質制限基本の「き」・23】
こんにちは。株式会社アスクレイ代表取締役 医学博士 松田 俊哉です。
植物性油の摂取量と動脈硬化
植物性油の摂取量と動脈硬化には、どのような関係があるかご存知ですか?
オリーブオイルなどの油を積極的に食べるグループとそれらを控えるグループで、5年後に動脈硬化をどれだけ発症したかを調べた研究があります。
結果はオリーブオイルなどを積極的に摂ったほうが、動脈硬化の発症が30%も低くなりました。
これからは、体に良い油を積極的に摂る方が良いようです。
油については、コラム「オメガ3、オメガ6って何?さらにオメガ9って?」も参考にしてください。
マーガリンやショートニングについて
植物性油の仲間であるマーガリンやショートニングが、体に及ぼす影響をご存知でしょうか?
マーガリンやショートニングに含まれている「トランス脂肪酸」は、植物油に水素が添加された自然界に存在しない油であり、動脈硬化や心臓病、認知症のリスクを上げることが分かっています。
同じ植物性の油ですが、なるべく摂るのを控えてください。
動物性脂肪について
肉や乳製品などの動物性脂肪の摂取量が多くなると、体にどのような影響があるのでしょうか?
日本人を対象にした研究で、動物性脂肪の摂取量が増えても心筋梗塞の発症率に変化はなく、逆に脳卒中や脳出血などの発症率は低くなるということが分かりました。
動物性脂肪もしっかり摂った方が良いですね。
次回のコラムでは塩分についてお話します。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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